Insights

「ユニクロには手が出せない」分野で大成功…「ほかの下着は全部捨てた」埼玉のメーカーが"薄利多売"をやめた理由〜〜〜 「肌がかぶれる」化繊下着の悩みを解決した

Published date

June 6, 2025

Author

座安あきの
Scroll down to read
「ユニクロには手が出せない」分野で大成功…「ほかの下着は全部捨てた」埼玉のメーカーが"薄利多売"をやめた理由〜〜〜 「肌がかぶれる」化繊下着の悩みを解決した

「ユニクロには手が出せない」分野で大成功…「ほかの下着は全部捨てた」埼玉のメーカーが"薄利多売"をやめた理由

「肌がかぶれる」化繊下着の悩みを解決した

国内に流通する衣料品は、輸入品の割合が98.5%(日本繊維輸入組合統計)を占め、国産品は1.5%ほどしかない。このまま「日本製」の服は消えてしまうのか。ジャーナリストの座安あきのさんによる連載「巨人に挑む商人たち」。第2回は「ユニクロ、ワコールが手を出せない『島崎』の国産技術」――。

「ずっとかゆみに苦しんでいた」人生を変える下着

「スリップ」や「シミーズ」と聞いて、懐かしいと感じるあなたはおそらく40代以上だろう。ファッションに流行り廃りがあるように、ブラジャーやショーツなどインナーも時代とともに求められる形や機能が変化してきた。一方で、「いかに安く作るか」に力点が置かれるようになった生産現場は、淘汰の波にさらされるようになった。

埼玉県秩父市に本社を置く創業72年の島崎はかつてスリップなど女性用下着の大量生産を主力としていたところから、ユニクロもワコールも手が出せない「困りごとに寄り添う」ニッチな市場に挑み業績を黒字化させ、閉鎖の危機にあった岩手県陸前高田の自社工場を存続につないだ。改革を主導したのは3代目社長・嶋﨑博之さん(51)。大手商社勤務から28歳で家業を継いで今年で23年になる。激動のアパレル業界を、いかにして生き抜いてきたのだろうか。

「ほかの下着は全部捨てました。ずっとかゆみに苦しんでいたので、フリープに出会えて、人生が変わりました」

島崎社長・嶋﨑博之さんは4月、横浜市内の皮膚科医院で定期開催している販売会で、参加者の一人からこんな声をかけられた。

「ものづくりをやっていて、本当によかったと思える瞬間ですね。以前、営業担当の社員に『社長、どんなに厳しくてもこのブランドやめられないですよ』と言われたことがあって。社会的な使命というか、それを年々強く感じるようになっています」

続きはこちらから

More Insghts

だからトヨタ、ユニクロ、無印良品は何が起きても強い…日本人が気づいていない「日本メーカー」の世界の評価
February 5, 2026
だからトヨタ、ユニクロ、無印良品は何が起きても強い…日本人が気づいていない「日本メーカー」の世界の評価
中国に職人技術を売らなくて本当によかった…「メイドインジャパン財布」を復権させた「大阪の町工場」の戦略
January 26, 2026
中国に職人技術を売らなくて本当によかった…「メイドインジャパン財布」を復権させた「大阪の町工場」の戦略
「うちも豚まん売りたいから、たこ焼きどかして」 売店からの”非情通告”を、”ドル箱”に変えた大阪商人の思考習慣
January 15, 2026
「うちも豚まん売りたいから、たこ焼きどかして」 売店からの”非情通告”を、”ドル箱”に変えた大阪商人の思考習慣
「29歳無職」の彼氏→「ミシュラン選出旅館」の婿社長に…鹿児島「妙見石原荘」が昭和の大衆宿から生まれ変われた理由
January 2, 2026
「29歳無職」の彼氏→「ミシュラン選出旅館」の婿社長に…鹿児島「妙見石原荘」が昭和の大衆宿から生まれ変われた理由
FINDING TRUE ‘PARADISE’  A Challenge Okinawa’s Sole Department Store Carries On
September 29, 2019
FINDING TRUE ‘PARADISE’ A Challenge Okinawa’s Sole Department Store Carries On
Read all the Insights